ジュンとミユ
友達の紹介 / ボウリング場
ジュン(27) IT企業。インドア派。運動は苦手。
ミユ(26) スポーツジムのインストラクター。アウトドア派。
ミユ(26) スポーツジムのインストラクター。アウトドア派。
友達に「絶対合うから!」と言われて会うことになった。でも、プロフィールを聞いた時点で「無理だな」と思っていた。
ミユも同じことを思っていたらしい。後から聞いた話だけど。
待ち合わせはボウリング場。ミユの提案。ジュンは最後にボウリングしたのが10年前だった。
「初めまして」と挨拶する。第一印象。ミユはキラキラしていた。ジュンは「やっぱり住む世界が違う」と思った。
ボウリングが始まる。ジュンは予想通りガーターを連発。ミユはストライクを出す。
「下手すぎない?」とミユが笑う。
「いや、これでも頑張ってる」とジュンが返す。
2ゲーム目。ジュンは相変わらず下手だった。でも、1本だけスペアが出た。「やった!」と思わず声が出た。
ミユが拍手した。「すごいじゃん!」
なんか、嬉しかった。
ゲームが終わって、休憩。ドリンクを飲みながら話す。
「運動嫌いなの?」とミユが聞く。
「嫌いっていうか、苦手」とジュンが答える。「でも今日は楽しかった」
「じゃあまたやろうよ」とミユが言った。
ジュンは少し驚いた。「いいの?」
「うん、教えるの好きだし」
帰り道、二人で歩く。「正直、最初はタイプじゃないと思ってた」とミユが言った。
「俺も」とジュンが正直に答えた。
二人で笑った。
「でも、意外と楽しかった」とミユが言った。
「俺も」とジュンが言った。
次の約束を決めて、別れた。タイプじゃなくても、合う人はいるんだな、と思った。