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2026.01.31

ユウマとヒナ

同窓会後 / 居酒屋の二次会

ユウマ(28) メーカー勤務。高校時代はヒナと同じクラスだった。
ヒナ(28) 美容師。高校時代は目立たない存在だった。

10年ぶりの同窓会。ユウマは正直、乗り気じゃなかった。でも、幹事に押されて参加した。

会場に着く。知った顔がたくさん。みんな変わっていた。太った奴、禿げた奴、綺麗になった奴。

「ユウマ?」と声をかけられた。振り返る。

誰だっけ。一瞬分からなかった。「えっと……」

「ヒナだよ、覚えてない?」

ヒナ。同じクラスだった。地味な子だった記憶がある。でも目の前にいる人は、全然違った。

「変わったね」とユウマが言った。

「そう?」とヒナが笑った。

一次会が終わって、二次会。自然とヒナの隣に座っていた。

「高校の時、話したことなかったよね」とヒナが言う。

「うん、俺、サッカー部だったし」

「私、帰宅部だったし」

二人で笑った。10年前は交わらなかった線が、今交わっている。

「今、何してるの?」とユウマが聞く。

「美容師。自分の店持つのが夢」とヒナが答える。

「すごいじゃん」

話していて楽しかった。高校の時、話しておけばよかった、と思った。

二次会が終わる。外に出る。

「連絡先、交換しない?」とユウマが言った。自分でも驚くくらい、自然に出た言葉だった。

「いいよ」とヒナがスマホを取り出した。

LINEを交換して、別れた。10年経って、やっと話せた。遅すぎたかもしれない。でも、遅すぎることなんてないのかもしれない。

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